今日の鑿研ぎ練習 2016.09.16 #229 片研ぎ修正、終了(約4か月後)
約4か月前に片研ぎの修正を開始した八分鑿と薄鑿。
薄鑿に関しては1か月ほど前にほぼ直っていましたが、八分鑿の方も修正を開始して以来崩れていた鎬が本日ようやく整いました。
ただ、八分鑿の方は研ぎ減らしたい側の加圧が強過ぎた為に、結果としていくらか逆の片研ぎになっています(;´∀`)
ご覧の写真はこの4か月間の八分鑿の鎬の変化の様子で、クリックして頂くと原寸サイズでご覧頂けるページへと切り替わります。
修正が終わった現在も、鎬と甲の境目付近に砥石の当たっていない部分が両サイドにありますが(白枠で囲ったところ)、内丸に湾曲した甲のRを拾っているのだと思います。Rの加工精度も左右揃っていて、かつ、私の研ぎもそれなりに正確なので、大きさがほぼ揃っているのだと推察しています。
ちなみに、修正前は八分鑿も薄鑿も、片側(研ぎ減らしたい側)にしか白枠はありませんでした。
当初は片研ぎが直れば消える、と思い込んでいましたが、状態が良くなるにしたがって反対側にも出てきました。
こちらが今日現在の八分鑿の様子です。(上記の一番右側の写真です)
両サイドの甲の湾曲部分のRも、厚みも、左右で揃っています。
Rや厚みの加工精度が左右で不揃いで、研ぎが不正確ならば、白枠で囲った部分の大きさも違ってくると思うのです。
ようやく、綺麗と言いますか、普通の状態に戻りました(;´∀`)
では、この後の続きに薄鑿の変遷と、修正を開始してからの写真をまとめましたオンラインアルバムのご案内をしておきます。
こちらが薄鑿の4か月間の変化です。
薄鑿はバッチリと片研ぎが直っているのですが、白枠で囲った部分の大きさが左右で違います。
加圧など、私の研ぎが良くない可能性もありますが、甲の湾曲部分のRのきつさや厚みが左右で違う、というのも関係ありそうです。
こちらが今日現在の様子です。
向かって左側の甲の内丸のRがきつく、厚みも0.1mmほど左側が厚くなっています。
それを私の研ぎが正確に拾ったのかどうかはともかく、もう少し修正を進めても良いのかもしれません。
片研ぎの状態は健全なままで、左右の白枠部分の大きさの差異をもっと小さくすることが出来そうな気もします。
そして、今日は言うことなしの研ぎでした。
一応これで、5月から始めた片研ぎの修正は終了とします。
さてさて、125日間に及んだ鎬の変化をスライドショーで見てみたく、オンラインアルバムを用意しました。
ひょっとしたら私以外にもご覧になりたい方があるかもしれませんので、下記にご案内しておきます。
それぞれ、合言葉を入力してご覧ください。一応、30日後に削除する予定です。
八分鑿はこちら 合言葉は 運動会
薄鑿はこちら 合言葉は 秋晴れ
薄鑿の方は直っていく様子がほとんど感じられませんが、毎日研ぎ上がりが微妙に違うことはお感じ頂けるんじゃないかと思います。
画面右上にある設定マークをクリックして、スライドショーのスピードを速くすると良いかもです。
片研ぎ修正を開始した頃からの記事を時系列でご紹介しておきます。
今日の鑿研ぎ練習 2016.05.14 #104 片研ぎの修正開始 [ 2016-05-14 19:05 ]
今日の鑿研ぎ練習 2016.05.21 #111 片研ぎの修正 一週間後 [ 2016-05-21 18:31 ]
今日の鑿研ぎ練習 2016.06.06 #127 片研ぎの修正 約三週間後 [ 2016-06-06 15:33 ]
今日の鑿研ぎ練習 2016.06.29 #150 片研ぎの修正 約1ケ月半後 [ 2016-06-29 18:46 ]
今日の鑿研ぎ練習 2016.07.16 #167 片研ぎの修正 2か月後 [ 2016-07 -16 18:49 ]
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by Jiro.Fujiwara |
by atelier_teo
| 2016-09-16 17:52
| 今日の鑿研ぎ練習